令和3年12月1日～令和4年3月31日まで、第9回もっと知って補助犬キャンペーンを開催しました。

　身体障害者補助犬法が成立（平成１４年）して１９年が経ちますが、補助犬についての社会の認知度は低いままであり、特に聴導犬や介助犬の受け入れ拒否が後を絶ちません。
　そこで、日本補助犬協会は、「補助犬をもっと知っていただきたい」という思いから、平成２４年より「もっと知って補助犬キャンペーン」を開催しております。
　ご存じの通り、猛威を振るうコロナウィールス感染症拡大の影響は、世界に大きな打撃を与えています。このような状況の中でも、私たちは共生社会に向けて前進し続ける必要があります。
　そこで、本年度は『第9回もっと知って補助犬キャンペーン』～今、わたしたちにできること～を実施し、心のバリアフリーの推進を継続いたしました。

第５回「補助犬フォーラム（オンライン）」の開催（令和４年３月２４日）

午前の部に心のバリアフリー勉強会、午後の部に基調講演及びゲストトーク・ディスカッションを行い、延べ80名の方が参加しました。

プログラム

　午前の部　10：00～12：00
　「補助犬と学ぶ心のバリアフリー」勉強会
　午後の部　　　　　　　　　　
　【第一部】13：30～14：15　
　　基調講演「インクルーシブ・リーダーシップ」
　　～ダイバーシティを推進する組織リーダーのために～
　　星加　良司（東京大学　先端科学技術研究センター准教授）
　【第二部】14：15～15：00　　
　　ゲストトークとディスカッション
　　ファシリテーター　
　　　藤原 快瑶：東京大学 大学院教育学研究科・教育学部 特任研究員
　　・ゲストトーク①
　　　飯野 由里子：東京大学 大学院教育学研究科・教育学部 特任助教
　　・ゲストトーク②
　　　雑賀 由美子：日本補助犬協会 補助犬訓練部長
　　・ディスカッション
　　　朴　善子、飯野 由里子、雑賀 由美子
　　・質疑応答

心のバリアフリー当協会による取り組み

「オンライン・セミナーの開催」

補助犬の普及啓発にご尽力いただいている企業・団体の皆様に、感謝の気持ちを込めて。 参加費無料でオンラインセミナーを開催しました。延べ250名の 方が参加しました。

内容：ダイバーシティ＆インクリュージョンを推進していくために…多様性と創造力

第1回：１月２０日（木）　補助犬の基礎知識
第2回：１月２７日（木）　人と動物の共生社会
第3回：２月　３日（木）　からだの不自由方への接遇・コロナ禍での接遇ポイント
第4回：２月１０日（木）　災害時の対応（避難所、他）
第5回：２月１７日（木）　ＯＴＤ普及協会プログラム　クイズ＆ギャンブルゲーム
第6回：２月２４日（木）　心のバリアフリー１　障害の社会モデル
第7回：３月　３日（木）　心のバリアフリー２　合理的配慮
第8回：３月１０日（木）　職場における合理的配慮の実例
第9回：３月１７日（木）　アンコンシャスバイアス

心のバリアフリーあなたのご提案による取り組み

① 企業・団体等における取り組み

• 大塚商会心のバリアフリー「ケイ君」の本社及び支社への心のバリアフリー推進活動の実施　（期間中延べ12回実施）

• 神奈川県生活衛生営業指導センターと共同で事業者向けの「補助犬ユーザー受け入れセミナー」を開催、約50名が参加（令和４年２月１６日）

②「学校教育における取り組み

下記学校において、補助犬及び「心のバリアフリー」普及を目的とした補助犬介在授業を実施しました。コロナウィルスの蔓延に伴い、視聴覚室と体育館をオンラインでつないでの授業となりました。

• 豊島区立池袋第三小学校（令和４年１月２１日）

後援団体

厚生労働省、農林水産省、国土交通省、神奈川県、横浜市健康福祉局、日本医師会、

日本百貨店協会、日本ホテル協会、日本ショッピングセンター協会、

日本ビルヂング協会連合会、日本フードサービス協会、日本補聴器販売店協会、

日本旅行業協会、日本植物園協会、日本視覚障害者団体連合、全日本ろうあ連盟、

全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、全国空港ビル事業者協会、

全国銀行協会、東京都個人タクシー協会、東京ハイヤー・タクシー協会、

東京国際空港ターミナル、成田国際空港、